世界の水企業「水メジャー」とは

世界の石油市場のように、世界の水市場にも寡占化した巨大企業が存在します。

 

その世界の寡占化した水企業を「水メジャー」と呼びます。

 

1位のSuez、2位のVeolia(ともにフランス)、3位のThames Water(英国)の3社で約80%を独占する。これらが水メジャーと呼ばれる存在だ。

 

また最近ではM&A(企業の合併・買収)の手法で参入するGE(アメリカ)などの企業や、国家的に事業参入を狙うシンガポールなど、市場のプレーヤーも増えつつある。

 

2005年に約60兆円だった市場規模が、2025年には約100兆円に拡大する見込みだ。

 

このうち素材供給にかかわる市場規模は約1兆円、プラント建設まで含めた市場規模は約10兆円、運営や管理まで含めた市場規模が100兆円となっている。運営や管理にかかわる市場が如何に大きいかが分かる。

 

日経BP「水メジャー」

 

日本では、上下水道事業は公共事業で国がサービスを行いますが、海外では上下水道事業は民営化されていて、これらの「水メジャー」が施設保有・サービス設計・事業経営・メンテナンス・顧客管理などの一切を行います。

 

日本の水サービスのレベルが、世界から遅れているといわれる由縁は、民営化していないのでサービスとしての競争力がないからだという指摘が大半です。

 

しかし、日本は繊維工業がすぐれていたことから、偶然的にも、フィルターのろ過技術が高く、現在技術を中心に追い上げを測ろうとしています。

 

世界の水企業「水メジャー」の存在は、人口が爆発的に増加する世界を背景に、今まさに市場価値が高まっているといえます。

 

日本のウォーターサーバ事業も、近いうち「水メジャー」に買収されていく可能性もあるでしょう。今後の動向に注目です。