関東・東北圏内の天然水はNG

関東・東北圏内の天然水は、今のところNGです。

 

少なくとも、この数年は水の放射能汚染の状況をよく見たほうがよいという判断です。

 

福島第1原発から拡散した放射性物質(放射能)が付近の土壌や海水から検出されていますが、まだまだ調査不足としかいえない状況です。

 

放射能は放射線物質から放たれ、時間とともに弱くなっていきます。どのくらいの期間でよくなるかという意味で半減期をいう言葉がよく使われます。

 

半減期とは、「放射性物質が元の半分の量になるまでの期間」です。

 

半減期は2倍の時間が経過しても放射能はゼロにならず、さらに半分(最初の4分の1)になり、その後も半減期ごとに半分になる現象が繰り返され、半減期の10倍が経過するとほぼなくなった状態になります。

 

放射能は、半減期の10倍の期間が経って、ようやく放射線がなくなったといえます。
(実際に放射能がゼロになるにはかぎりなく、半減期を繰り返す必要があります。)

 

放射性物質の半減期一覧
放射性物質 半減期 ほぼなくなるまで
ヨウ素-131 8日 80日
リン-32 14日 140日
鉄-59 45日 450日
セシウム-137 30年 300年

 

上記は、汚染されている可能性のある放射性物質の半減期一覧です。

 

半減期をみてわかるとおり、セシウム以外の放射性物質でも、2年程度待たなければなくなりません。

 

水の採掘地の富士山に近い静岡でも、2011年4月の時点で水の放射能汚染が確認されています。

 

すでにシンガポールでは、4月の時点で国際ガイドライン基準以上の放射線物質を検出したため、静岡産の野菜や果物の輸入が禁止されています。

 

土壌汚染については、ヨウ素などの半減期が数日程度の短いものはたいした影響はありませんが、セシウムなど半減期が20年もある放射線物質の汚染はこれからが心配です。

 

土壌汚染や地下の深層水への放射性物質への影響は、雨などによる浸水で、地上の汚染から何ヶ月・何年も時間がかかって汚染されるものだからです。

 

つまり、地下の深層水の汚染については、震災から最低2年くらい時間がたってからでないと、本当の影響はわからないということです。

 

安全を確信するなら、最低2年程度待ち、セシウムの汚染状況が明らかになってから、関東・東北圏内の天然水に手を出すべきと判断します。

 

生活に必要な水道水はしかたなしだとしても、水の宅配業者から買う場合なら、なおさら手を出す意味はありません。

 

安全基準の是非もありますが、基準自体が動いたり、専門家の意見や調査がバラバラだったり、政府のデータが信用できなかったりと関東・東北圏内の水の安全を信じるにはまだまだあいまい過ぎます。

 

水を得る選択肢はいくらでもあるのですから、あえてリスクに飛び込む必要はないと思います。

 

 

 

湖・河川・海の放射能の汚染度

 

水の宅配業者は結局どこがいいの?