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ウォーターサーバーの放射能の影響を比較

湖・河川・海の放射能の汚染度

2011年の東日本大震災で大量漏洩した放射線物質は、本当にひどいものでした。

東京電力の設置ミス・判断ミスで、広範囲で放射能の被害が広がりました。 (当時は、民主党の政府官邸の判断ミスという一斉に報道がされましたが、2017年の裁判では、 東京電力側の情報操作だったと認めたようです)

ウォーターサーバを選ぶにしても、水の放射線物質の汚染が気になりますよね。

放射線物質の汚染は、ろ過処理するRO水でも、浄水場の水が汚染されていれば当然影響します。

天然水の場合、河川、湖、地下水の汚染そのものが影響します。

湖・河川・海の放射能の汚染度は、翌年2月時点でどうなっているのでしょうか?

興味深いことに、2012年1月15日にNHKスペシャルで、湖・河川・海の放射能の汚染の調査を以下の内容特集していました。

東京電力・福島第一原発の事故によって、大気中に、そして海に放出された大量の放射性物質。事故から10か月、放射能汚染はどこまで広がり、その影響はいつまで続くのか。その実態を明らかにするひとつの鍵が「水」という存在だ。

今回、NHKでは、専門家チームとともに初めて、原発から20㎞圏内の海の本格的な汚染調査を実施。同時に、陸においては、山間部の湖から河川もふくめた広範囲の調査も行った。そこからは、次々と新たな放射能汚染の実態が浮かび上がってきた。

予想もしない場所で発見されたホットスポット。山奥の湖で、人知れず進行していたワカサギやイワナなど淡水魚の汚染。いずれも放出された放射性セシウムが、「水」を媒介にして意外な影響をもたらしている現実だ。こうした結果は、これまで事故以来、様々な調査にもとづいて作られてきた日本列島の「放射能汚染地図」を改めて書き換える必要があることを意味している。

放射性物質はいかなるメカニズムによって運ばれ、魚介類に濃縮され、私たちの暮らしを脅かしていくのか、その知られざる実態に迫る。



NHKスペシャル シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染 ~海からの緊急報告~




NHKは、2011年8月から東京湾の放射能汚染調査を開始。

結果を簡単に説明すると、

「首都圏や関東平野に降下したセシウムは、東京湾に集積。

東日本の河川や湖の放射能汚染も進んでいて、魚の体内への蓄積も始まっている。

セシウムの収束には、今後20年以上の時間がかかる。」

ということでした。



復興する産業を応援したい気持ちはありますが、しばらくこの基準はそのままというのが、無難な判断といえそうです。

ウォーターサーバを選ぶ際の基準として、セシウムの収束期間を考えると、2030年ころまでは、関東・東北圏内の天然水は様子をみたほうがいいかもしれません。



関東・東北圏内の天然水は、2030年までは様子見がいいかも



セシウムの収束期間を考えると、2030年ころまでは、放射能の影響が残っているかもしれません。

ウォーターサーバを選ぶ際の基準として、関東・東北圏内の天然水は様子をみたほうがいいかもしれません。

少なくとも、この数年は水の放射能汚染の状況をよく見たほうがよいという判断です。

放射能には半減期という期間が決まっている



福島第1原発から拡散した放射性物質(放射能)が付近の土壌や海水から検出されていますが、まだまだ調査不足としかいえない状況です。

放射能は放射線物質から放たれ、時間とともに弱くなっていきます。どのくらいの期間でよくなるかという意味で半減期をいう言葉がよく使われます。

半減期とは、「放射性物質が元の半分の量になるまでの期間」です。

半減期は2倍の時間が経過しても放射能はゼロにならず、さらに半分(最初の4分の1)になり、その後も半減期ごとに半分になる現象が繰り返され、半減期の10倍が経過するとほぼなくなった状態になります。

放射能は、半減期の10倍の期間が経って、ようやく放射線がなくなったといえます。 (実際に放射能がゼロになるにはかぎりなく、半減期を繰り返す必要があります。)

放射性物質の半減期の一覧

放射性物質 半減期 ほぼなくなるまで
ヨウ素-131 8日 80日
リン-32 14日 140日
鉄-59 45日 450日
セシウム-137 30年 300年


上記は、汚染されている可能性のある放射性物質の半減期一覧です。

半減期をみてわかるとおり、セシウム以外の放射性物質でも、2年程度待たなければなくなりません。

水の採掘地の富士山に近い静岡でも、2011年4月の時点で水の放射能汚染が確認されています。

すでにシンガポールでは、4月の時点で国際ガイドライン基準以上の放射線物質を検出したため、静岡産の野菜や果物の輸入が禁止されています。

土壌汚染については、ヨウ素などの半減期が数日程度の短いものはたいした影響はありませんが、セシウムなど半減期が20年もある放射線物質の汚染はこれからが心配です。

土壌汚染や地下の深層水への放射性物質への影響は、雨などによる浸水で、地上の汚染から何ヶ月・何年も時間がかかって汚染されるものだからです。

つまり、地下の深層水の汚染については、震災から最低2年くらい時間がたってからでないと、本当の影響はわからないということです。

安全を確信するなら、最低2年程度待ち、セシウムの汚染状況が明らかになってから、関東・東北圏内の天然水に手を出すべきと判断します。

生活に必要な水道水はしかたなしだとしても、水の宅配業者から買う場合なら、なおさら手を出す意味はありません。

安全基準の是非もありますが、基準自体が動いたり、専門家の意見や調査がバラバラだったり、政府のデータが信用できなかったりと関東・東北圏内の水の安全を信じるにはまだまだあいまい過ぎます。

水を得る選択肢はいくらでもあるのですから、あえてリスクに飛び込む必要はないと思います。